ケース 95 重大な労働違反がないことを弁護士が主張し,不当解雇の解決金100万円以上を獲得!
- Iさんの解決事例(男性・40歳代)
- ご依頼内容 不当解雇
- 雇用形態 正社員
産業廃棄物処理業者でドライバー兼営業として働いていたIさんは,たびたび,社用車に傷をつけてしまっていました。すると,社長から「もう来なくていい」と,突然,解雇を言い渡されました。Iさんは,業務中に,社用車に傷をつけていましたが,解雇されるほどのミスはしておらず,会社に解雇の取り消しを求めましたが聞き入れてもらえませんでした。解雇理由に納得できなかったIさんは,労働トラブルに力を入れている弁護士の話を聞きたいと考え,当事務所にご相談くださいました。
詳しくお話を伺うと,社用車を傷つけたことに関する注意・指摘を会社から受けたことはありましたが,その回数は少なく,重大な労働違反はしていないとのことでした。弁護士は,Iさんの話を聞く限り,会社が行った突然の解雇は法的に認められるものではないとご説明しました。弁護士にご依頼いただければ,不当解雇と主張し,会社と交渉していくことができるとご説明すると,正式にご依頼いただくことになりました。
ご依頼後,弁護士はさっそく会社との交渉を開始し,Iさんの解雇は無効であると記載した書面を作成しました。書面に対して会社は,社用車に傷をつけたこととは別に,Iさんが身の覚えのない接客態度の悪さも解雇理由として指摘してきたため,一貫した態度で「そのような解雇理由は認められない」と粘り強く主張しました。すると,会社は金銭による解決を申し出てきたため,弁護士は,Iさんが希望する金額を獲得できるように交渉を続けました。その結果,解決金として107万円以上が支払われることで合意に至りました。