ケース 29 弁護士の的確な交渉で退職勧奨をブロック!退職せずに,希望通りの配置転換も実現!
- Oさんの解決事例(男性・30歳代)
- ご依頼内容 退職勧奨
- 雇用形態 正社員
Oさんは,システムエンジニアとして勤務していましたが,ある日,営業職へ異動となりました。経験もない部署での業務に不安もありましたが,Oさんの成長を見守ると会社も言ってくれたため,新しい分野での業務に一生懸命取り組んでいました。ところがしばらくすると,Oさんがちょっとしたミスをしたことで,会社から突然「能力不足だから今後やらせる仕事はない」と言われてしまいました。このような会社の態度に驚き,「だったら経験のある部門に異動させてほしい」と配置転換を願い出ましたが,会社は希望を受け入れてくれず,あろうことか退職を勧めてきました。Oさんは,何を言っても取り合ってくれない会社に困り果て,労働トラブルに詳しい弁護士に相談したいと思い,当事務所にご相談くださいました。
弁護士は話を詳しく伺い,このままでは,Oさんが会社から不当に解雇されてしまうおそれがあることをお伝えし,弁護士が会社と交渉すれば,そうなる前に退職勧奨を止め,さらには配置転換が認められる可能性もあるとご説明しました。
ご依頼後,弁護士は早速,会社側と交渉を開始し,Oさんに退職の意思はなく,すぐさま退職勧奨を止めるよう主張しました。すると相手方は「退職勧奨を行ったことはない」と言ってきました。そこで弁護士は,退職勧奨を行ったことがないならば,Oさんが安心して働けるように,以前いた技術職に配置転換を行うことなどを求めました。その結果,相手方は当事務所の主張を受け入れ合意に至り,今後同じような退職勧奨が起こらないよう書面を取り交わしました。Oさんは会社を退職することなく,希望していた部署への配置転換が叶い,大変満足されていました。