ケース 12 根拠のない能力不足による解雇は不当!弁護士の交渉により,会社からの嫌がらせを阻止し,雇用継続へ!
- Mさんの解決事例(男性・30歳代)
- ご依頼内容 不当解雇・退職
- 雇用形態 正社員
Mさんは,コンサルティング会社のシステムエンジニアとして入社し,日々まじめに業務に取り組んでいました。しかし,入社して3ヵ月経ったある日,上司から「仕事の進め方が遅い」と指摘され,「会社を辞めてほしい」「退職届を出すように」と言われてしまいました。
仕事にやりがいを感じ,この会社で継続して働きたいと考えていたMさんは,今後,どのように対応したらよいのかわかりませんでした。そこで,労働トラブルに詳しい弁護士に一度話を聞きたいと思い,当事務所にご相談くださいました。
弁護士が,Mさんから詳しくお話を伺い,会社側の「仕事の進め方が遅い」という主張について,客観的な証拠がなく,注意や指導を受けたことが一度もないため,その解雇は無効となる可能性が高いこと,また,弁護士が会社と交渉することで,会社が雇用の継続に応じる可能性が高いとご説明しました。
ご依頼を受けた弁護士は,すぐに会社側と交渉を始め,Mさんに対する行為は解雇に該当すると主張しました。すると,相手方は「Mさんを解雇したつもりはない。仮に解雇されたとMさんが捉えているのであれば,直ちに撤回する」と回答してきました。その結果,Mさんは継続して働くことができるようになりました。また,今後,不当な手段でMさんに対して嫌がらせをさせないよう,会社側と雇用条件を再確認し,書面を取り交わしました。